数日前の朝、支度をしながらテレビから流れてくる音声を何気なく聞いていた中に、霧の呼び名の事がありました。
霧は一年中発生するが、霧というのは「歳時記」によると秋の季語で、春に発生する霧の事は霞(かすみ)、春の夜の霧は朧(おぼろ)と呼んでいます。
気象用語では、1km以上先まで見える時は靄(もや)、1km以下しか見えない時は霧と区別しているが、春の霞や朧という区別は気象学的には無いそうである。
霧に春の語をあてはめる程、春は長い冬を越して待ちわびていた季節だからなのかもしれない。
春霞や、朧月など、遠景や空が遠くかすんでいたりぼんやり見える事を言うのだが、夏のように暑すぎもせず、冬のように寒すぎもせず、のどかな感じがするし、
仕事の帰り道、空を見上げて白くかすんだ月を見ると、朧月だなあなんて、いかにも春だなと言う感じがする。
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