自己紹介

自分の写真
茶道の先生をしています。 お茶を教えているだけではなく、ホテルにある茶室を管理し、国籍を問わず、老若男女を問わず、さまざまな人達と関り、非常に面白く興味深くもあります。 I am a teacher of the tea ceremony. Tea not only teaching, is managing a tea room in the hotel. Regardless of nationality, people of all ages, I have a variety of people and I related. It is also very interesting and fun.

La mia Italia への招待

  イタリアから帰ってきて、早くもあっと言う間に日にちは  
  どんどん過ぎてしまっています。
  それでも、このブログの中でのイタリア滞在はまだ帰国の  
  日を迎えていません...
  しかしながら、現在の私の生活はまたいつもの日々なので  
  す。そこで、新たにイタリア滞在のブログを始めました。
  こちらのブログも併せてご覧いただけると嬉しいです。

私の愛する花達

  母は小さな花や山野草が好きです。
  私も最近、花がとても好きになってきました。
  季節毎に変わる我が家の花達、
  折々に出会う花達を紹介するブログを始めました。
  こちらの方も併せてご覧いただけると嬉しいです。

2010年5月29日土曜日

ハープ コンサート




コンサート後にレベッカとご主人のピーターと一緒に


昨日は、大切な友人である Rebecca Flannery(レベッカ フラナリー)さんのハープコンサートに
東京は武蔵堺にあるルーテル学院大学のチャペルへ行ってきました。

彼女は、欧米で活躍しているアメリカを代表するハーピニストで、
エール大学の音楽修士、ハートフォード大学教授。
ルーテル学院大学の客員教授として4月に来日していて8月まで滞在の予定。

昨日のコンサートのプログラムは、アイルランド、英国、フランス、
日本、スコットランド、アメリカ 各国の民謡、メドレーを通して
世界の音楽が奏でられました。

ハープについては何も知らない私が、彼女に教えてもらった事を受け売りすれば、ハープといえば、オーケストラで使われる足元にペダルの付いている大きなハープを思い浮かべるのですが、
彼女のハープはペダルが付いていない、ネック部分に半音を作るレバー(Lever) がついている、高さも低いレバーハープを使っていて、
このレバーを上げたり下げたりして、ピアノでいえば黒鍵の音を出しています。という事でしょうか......

今回のプログラムの中で私が気に入った曲は、
スコットランド民謡です。
哀愁のあるようなハートフルな曲でした。

日本の曲では、平城山(ならやま)と春の海の2曲で、
春の海は先月に行った大平まゆみさんのヴァイオリンコンサートでも
演奏されていて、ヴァイオリンでも弾くのだなと思ったのですが、
春の海は宮城道雄が作曲した曲で琴と尺八の二重奏を
フランスのヴァイオリニストのルネ シュメーが尺八部分を
ヴァイオリンで演奏した事から、琴とヴァイオリンの二重奏でもあるという事が解りそうだったのだと思ったのですが、
それを今回は反対に琴の部分をハープで演奏し、
琴もハープも同じ弦楽器なので、その音色も似た感じところがあると感じました。

その事を彼女に話すと、琴もハープも木で出来た楽器に弦を張っているのでその音質が似ているのだという事で、
あぁそうなんだと思いました。

2010年5月25日火曜日

サン・サーンス交響曲第3番 - オルガン付き

23日の日曜に、チケットを頂いたのでキタラへ
札幌フィルハーモニー管弦楽団のコンサートへ行ってきました。
札幌にフィルハーモニーの楽団があったというのは
正直にいって私は知らなかったのです。

札幌初のアマチュア市民オーケストラとして発足して、
今回で44回目の定期演奏会という事で、
かなり古いオーケストラなのにしらなかったという事は
今まであまり興味がなかったという事になるのかもしれない。
10代の学生から60代の団員で、
かなり幅の広い年齢層で構成されているようで、
どういう音をだすのかというところか.....

演奏曲はベートーヴェンの「田園」と
サンサーンスの交響曲第3番の2曲。
サンサーンスといえば、4月のコンサートでも
同じ曲を聴いているなと思い、ちょっと比較してしまいました。
この曲は聴いていてもきっとかなり難曲のように思うが、
聴きごたえはある曲で、パイプオルガンの響きもいいものですが、
さて、私の感想はというと、
素人の私が感想をいうのもおこがましいのかもしれない。

席は2階の一番前の列の真ん中で聴いてみました。
音を体感出来ればいいかなと思ったのですが、
最後の盛り上がりの部分はきっと演奏者達も
白熱していたのでしょう。
終わりよければ、という感じかなと
ちょっと生意気な感想でした。

2010年5月16日日曜日

利休の茶

茶道について書いてみたいといつも思いながら、
始めは何から書いてみるのがいいのだろうと
つい難しい事を考えてしまっている。
そんな時、朝早く目が覚めて何気なく見ていた
教育テレビの語学番組の「ギフト」〜E名言の世界〜で

Making the simple complicated is commonplace; 
making the complicated simple,
awesomely simple,
 that's creativity.


単純なものを複雑にするのは、ごく普通の事だ。
複雑なものを単純に〜とてつもなく単純に〜する事、
それこそが創造というものだ。
チャールズ・ミンガス(アメリカのジャズ演奏家)

これぞ、まさしく利休が大成し、今に伝わる茶道ではないか
と思ってしまった。
というのも、利休の茶は、侘び茶として完成された草庵点前を
基としているものだからです。
それは
それまでの能阿弥、相阿弥によって完成された
君台観左右帳記(くんだいかんそうちょうき)
による台子伝法の格式ばった作法を村田珠光を経て、
武野紹鴎が侘び茶を起こし、その弟子であった利休が
台子の多くの所作から一段づつ下げていき、
それまで用いていた唐物の道具を和物の道具に下げ、
点前に必要な最小限の道具と所作だけを残し、不必要な所作を
全て取り除いて完成させたものが草庵の点前である。

それが、家元制度を成して今に伝わり、
茶道の基本は台子点前だが、
利休が完成させた草庵点前が、
いわゆる平点前として
全ての点前の基本となっている。

複雑なものをそれこそとてつもなく
単純にしたもの
それが利休が大成させた茶の湯なのである。



2010年5月8日土曜日

翁草




翁草です。
花茎の全体に白く長い毛におおわれていて
花が終わった後に実のまわりが白い長い綿毛になり、
その綿毛の集まりが老人の頭のように見えるので
翁草(オキナグサ)というのですが、
茎が長いので、風のある時は花がゆらゆら揺れて
その感じを眺めているのも好きな花です。






2010年5月5日水曜日

やっと暖かくなってきました。

桜前線もこのゴールデンウイークの最中、やっと北海道に上陸したようで、函館で開花宣言になりました。札幌はいつになるかしら?
蕾も色づきがなく連休明けもずっと遅いような感じですが、
ここ数日は暖かくなってきて、我が家の庭もついこの前まで
はちらほら小さな花が咲き出してきたかなあという感じだったのが、
この暖かさであっという間に葉も茂りだし、
いろいろと花が咲き出しました。

3日は、中島公園で始まった園芸市へ母と行ってきました。
私の知らない花もたくさんありましたが、今まで何気なく見ていた
小さな花が種類も多く出ていました。
一通り全部の園芸店を見て回り、両手一杯に買った花の袋を下げて
かなりの重さを感じながら帰ってきました。

今、咲き出した花は、
ピンクのカタクリ、竜田草があちこちに、翁草も咲き、
一人静かがこんなところにあったかしら?
と思うところに咲き出しました。

熊谷草は、昨年は今頃はもう花の蕾がついていたのに、
今年はまだやっと芽が出始めたばかりです。
昨年は50本咲いていましたが、今年は何本咲くか楽しみです。

2010年5月2日日曜日

コンサートホールの席

4月30日にはピアニストでもあるお茶のお弟子さんに誘われて、
現在札幌交響楽団のコンサートマスターを努めるヴァイオリニストの大平まゆみさんのコンサートに行きました。
大平まゆみさんのコンサートシリーズ8回目で、今回のテーマは
「コントラスツ」という事で、
ヴァイオリン、ピアノ、クラリネットの音の対比。
フランス、日本、ハンガリー、アメリカの音楽の対比。
出演者の個性の対比。
等、様々な対比が表現されているようでした。
バルトーク、宮城道雄、矢代秋雄、サン=サーンスのプログラムで、
私の馴染みのある曲といえば、宮城道雄の「春の海」でしたが、
この曲は、もともとはお琴の曲で、それをヴァイオリンとピアノとのジョイントで、ちょっと面白いと思ったのですが、この曲は、お琴以外でもよく演奏されるそうな.....

私の音楽の聴き方は、音楽に対してプロではないので、
技巧的な事はあまり解らないし、自分のその時の気持ちや気分に左右される感覚的なものでしかないのであるが、
それでも最近はコンサートに出かける事も多く、ホールの座席に座り音を体で感じる感覚は好きだなあと思う。

今回はキタラの小ホールで、自由席だったので、
始めは一階の前の方の席で聴き、途中の休憩の後は今度は2階の真ん中の席に移動してみた。
同じホールでも、席が違うと音の響きが違ってそれも面白い。
一階の舞台に近い前の方の席では、音が直接的に響いてくるので、その音を追っているような聴き方をしているのかもしれないと思う。
二階の席では、今度はホールの天井に近くなってくるので、下の方から音が上がってきて、
空間に漂っている音の中にいるような、音を気にしない感覚的聴き方になるように思う。
ホールの中でも、左右の席、真ん中の席、前の方か、後ろの方か、一階か二階かでもそれぞれまた違うのかもしれない。
通常は、一回のコンサートで席を移動するという事はなく同じ席でというのが当たり前なので、音の感じ方の事は考えた事はなかったが、
今回はちょっといつもと違った事をしてみて、またちょっとした発見をしたような感じだった。
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