自己紹介

自分の写真
茶道の先生をしています。 お茶を教えているだけではなく、ホテルにある茶室を管理し、国籍を問わず、老若男女を問わず、さまざまな人達と関り、非常に面白く興味深くもあります。 I am a teacher of the tea ceremony. Tea not only teaching, is managing a tea room in the hotel. Regardless of nationality, people of all ages, I have a variety of people and I related. It is also very interesting and fun.

La mia Italia への招待

  イタリアから帰ってきて、早くもあっと言う間に日にちは  
  どんどん過ぎてしまっています。
  それでも、このブログの中でのイタリア滞在はまだ帰国の  
  日を迎えていません...
  しかしながら、現在の私の生活はまたいつもの日々なので  
  す。そこで、新たにイタリア滞在のブログを始めました。
  こちらのブログも併せてご覧いただけると嬉しいです。

私の愛する花達

  母は小さな花や山野草が好きです。
  私も最近、花がとても好きになってきました。
  季節毎に変わる我が家の花達、
  折々に出会う花達を紹介するブログを始めました。
  こちらの方も併せてご覧いただけると嬉しいです。

2010年7月31日土曜日

利休百首 その1





利休百首について、私なりの考えで以前から書いてみたいと思っていたのですが、
なかなか手を付けられずにいましたが、思いきって書き始める事にしました。
いつになったら百首全てが終るかわかりませんが、
時々の徒然に書いていきたいと思います。

利休百首(りきゅうひゃくしゅ)とは、利休道歌(りきゅうどうか)とも言って、
千利休の茶道に対する道を初心者にも解りやすく、また覚えやすくその形態を
和歌の形にしたものです。
茶道に対する道でも、その心は全ての物事にも繋がっていると思います。


その1

その道に入らんと思う心こそ我身ながらの師匠なりけれ

Only the mind think to enter the way is oneself while the best teacher.


どんな事も、その道に入りそれを学ぼうと真に多い、自発的な気持ちがあれば、
その人の中にはもうすでに自分の心に従おうとする師匠が存在している。
人に言われて始めるのではなく、自分自身で始めたいと思う気持ちが大切である
という事である。






2010年7月26日月曜日

幸恵さん

今、私のお茶の稽古に来てくださっているお弟子さん達は、
様々な分野で仕事をしている人達、また、
私もこんな事をしてみたいと思うようないろいろな事を趣味にしている人達が
沢山いますが、皆それぞれに活躍し、生活を楽しんでいる人達ばかりです。
それだから、忙しくても、お茶にも興味を持ち、
それなりに自分のペースでお茶を楽しんでいると思います。

その中で、今日は幸恵さんという一人のお弟子さんの事を紹介したいと思います。
彼女は、まだ20代の若いお嬢さんながら、
クリニックの専属ピアニストをし、音楽スクールの先生をし、
昨年は、札幌市の市民芸術祭新人演奏会に出演
ピアニストとして、札幌を中心に各地で演奏活動を精力的にこなしながら、
そればかりではなく、
着物がとてもお好きで、北海道の着物の女王の準女王に選出されたこともあり
和洋装問わずいつもとても素敵に着こなしていらっしゃる
とても花のある素敵な方です。

私は、幸恵さんを見ていて、いつも思う事は、
誰に対しても同じように優しさのある振る舞いをする、
とても素直な性格の持ち主だなあということです。
見た目の華やかさに違わず、誰からも好かれる人柄は、
ご両親や周りから大事に育てられたのでしょう。
幸恵さんの家族は、それこそきっと家庭の模範のような
ところがあるのかもしれないと思ってしまいます。
家族が皆とても仲良しで、家族のそれぞれの自分の立場を大事にし、
お互いを思いやる、気持ちの良い家族なのです。

さて今月は、幸恵さんにとって、演奏会が目白押しの月だったようで、

私は、残念ながら先週の水曜日のキタラでの
ラ  ジョイア  デラ  ムジカというグループでの演奏会に出演していたコンサートにしか行けなかったのですが、

一部の最後に連弾でラヴェルの「マメールロア」と「スペイン狂想曲よりフェリア」を

二部の最後にソロでアルベニスの「組曲イベリアよりマラガ」とトゥリーナの「3つのアンダルシア組曲よりサバテアード」の2曲

その2曲目は、スペインのフラメンコの足技、
サバテアードの妙技を現しているのですが、
サバテアードとは、アンダルシア地方のフラメンコの踊りとその曲の事で
8分の6拍子をとって足で拍子をとる事だそうです。
どことなくフラメンコを想像させるようなメロディが続き、
途中、ちょっと音質の違う小節が入るのですが、
何となく目を瞑って聴きたくなるようなちょっと魅惑的かなというか....という感じで、
また元の音質に戻る辺り、何だったのだろうと....思っていたのですが、
後から聞くところによると、
その部分は呪いをかけるように弾くのよ!と先生に言われたそうな...
はあ、なるほどね。
呪いね、と思いましたが、幸恵さんが弾くと、呪いというよりも、ちょっと小さな魔女的かなあ...。

まだまだ若い恵さん、もっと年齢を重ねて、いろいろな事を良く経験して、
音楽の本質と作曲家の意図を組み、
的確な表現の出来るピアニストに成長してほしいなと思います。
 
最後に幸恵さんのブログを紹介します。
毎日のいろいろな出来事を楽しく綴っているブログです。
http://ameblo.jp/fiesta-de-reino-yukki/




2010年7月8日木曜日

七夕さん


 もう日を越してしまったので、今は8日ですが、昨日7日は七夕。
札幌は今夜は生憎曇りで、星も見えません。
でも、札幌も段々あまり星空が見えなくなってきて、
夜空を見上げる事も久しくなくなってきているなあと最近思います。

北海道は七夕も一月遅れの8月7日です。
地域によってはこの一月遅れで七夕をする処が多いのですが、何故一月遅れなのでしょうか。
 七夕というのは、天の川を隔てて牽牛と織女が年に一度出会うという
中国の伝説が奈良時代に宮中に伝わり、江戸時代に民間に広がっていって、
今日に至っている星逢い祭りで、五節句の一つ7月7日ですが、
それは本来は旧暦の7月7日。でも、現代は新暦で暦を数えるので、
昔からの節句は、そのままの日を当てはめているので、七夕も7月7日です。
旧暦の7月7日を新暦してみると、今年は8月16日です。
旧暦は毎年日が変わってきますから、大体、7月の末から8月の間に7月7日はあります。
その頃は梅雨も明けて星空も安定してきますが、新暦で7月7日というと
梅雨の真っ最中で雨で星空も見えないという事が多いので、
それでは旧暦ですればいいというので、旧暦に直すと、
毎年変わって今年はいつかしらなんて毎年調べるのは大変なので、
それではいっそうの事一月遅れでしたらどうかという事になって、
地方によっては七夕も一月遅れの8月7日なのだという事を聞いた事があります。
でも、北海道は本来は梅雨がないとされていますから、
一月遅れではなくてもよさそうなものなのですが...。
でも、今年の札幌は、まるで梅雨のようにジメジメした湿度の高い日が続いています。
 一月遅れはともかくとして、
七夕も地方によっては様々な慣しがあるようですが、
この写真は、京都から送ってもらった「七夕さん」と呼ばれる紙衣です。
大きさは15センチ位の小さなものです。
京都では江戸時代から明治にかけて作られて、
着物の雛形を色刷りしてある千代紙などのものを切り抜いて針で縫って着物に仕上げた物で、
 七夕は星に芸ごとの上達を願う祭りとされていますから、
女の子達が裁縫が上達するようにと願って毎年一つづつ作ったのだそうです。
この「七夕さん」をタンスに入れておくと着物が増えるという言い伝えもあったそうです。

この写真は昨年のもので、今年は7月7日には七夕はしませんでした。
ひと月遅れの来月7日にしようかなと思っています。
                                                                                                        

2010年7月4日日曜日

呈茶


昨日の私の仕事場である茶室のお客様は
ロシアからいらしていた方達10名でした。
日本に少しの間滞在しているようで、簡単な会話程度の
日本語は解るとの事でしたが、私はロシア語はそれこそほんの
挨拶程度なので、通訳の方を通しての会話でしたが、
茶道については、2〜3回目という方もいらして、
皆さん興味がおありのようで、色々な質問が飛び交いました!
お茶の飲み方はさることながら、
歴史の事、道具の事や軸を含む茶室のしつらえの事、
茶会での亭主と客の心得や、会話の事、
等々、やや専門的な話にもなって、
皆、日本にきてからの何回かの体験で、随分疑問に思う事が
多かったのだなあと、私も勉強をさせてもらったような感じでした。

あっという間に2時間以上にもなってしまい、
まだ時間があれば、そして私が少しでもロシア語を理解出来れば
もっと色々な話を出来たのになあとちょっと残念でしたが、
とても有意義で楽しい時間でした。

そして、最後に、何とお礼にという事で、
綺麗な袋に入ったロシアのチョコレートとカードをいただきました。
思いがけなかったので、とても嬉しく、
最後に皆で写した写真に、私はそれを持って写真におさまりました。
そして、いつも外国のお客様には一言書いてもらうノートに
皆さん書いてくださったのですが、
後で見たら、日本で習った片仮名で自分の名前を書いてくださり、
お土産といい、ノートといい、とても感激でした。

皆さん帰られた後に、早速それらも写真に撮り、
いただいたチェリーのチョコレートを一つ食べて、抹茶を飲みました。
ロシアのチョコレートも抹茶に合い、とても美味しかったです。

皆さん、このブログを見てくださるかしら?
本当にどうもありがとうございました。

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