7月の最後の日曜日(31日)に3年振りに、札幌の芸術の森で開かれている
PMF ( Pacific Music Festivalー国際教育音楽祭 )の
ピクニックコンサートに行ってきました。
昨年、一昨年と2年続いて生憎の雨で断念したピクニックコンサートなので、
今年こそはという思いでお天気になるのを望んでいたのです。
朝から快晴で、よい一日になりました。
ピクニックコンサートというと、
ベルリン フィルハーモニー管弦楽団のピクニツクコンサートが有名ですが、
札幌でも、PMF が始まって今年は25年目。
最終日に芸術の森の野外ステージで開催されます。
会場はステージ前には椅子席がその後ろには芝生席があり、沢山の人が思い思いに
居場所をとり、とても活気があります。私たちも敷物を広げるだけの
スペースを見つけ、次の演奏までの休憩の間に準備をしました。
夫婦やカップルも多いし、 家族ずれが多く、
小さな子供も沢山いて、その辺を駆け回ったりしています。普通は子供を連れては
演奏会へは行けませんが、ピクニックコンサートはこんなところが、
身近に音楽を楽しめる気軽なものなのです。
私たちが用意したお弁当は、
ワインを飲みながらコンサートを聴くという事にちょっとこだわったので、
ワインの他にバケットと、
ハム、チーズ、
アスパラのピクルス等で、
音楽を聴くのにこのコンサートは
ホールで聴くコンサートとはまた
違うので、
好きなワインを飲みながら
聴くという事は
とてもすてきでした。
二人で、ワインを一本空け、
バケットにチーズやハムで食べ、
本当にいい音楽を聴きながらの
ピクニックを楽しみました。
今年は、PMFのオーケストラメンバーによる、トーマス・ゴーガー、メノッティ、
フランセ、クーツイールのアンサンブル、マーラー等を
広い空の下で聴くというのもまた、趣きが変わってとても自然でいいものです。
時折、木の上では鳥が鳴き、音楽に合わせて鳴いているような、
鳥もまた楽しんでいるのかしら、とちょっと皆の笑いを誘う場面もあったりします。
5時過ぎから始まった、オーケストラ演奏は、この日のメインであり、
陽も少しずつ暮れ初め、ムードはとてもいい感じになるのです。
マーラーの交響曲第1番二長調「 巨人 」は、暮れなずんできた空の下で、
目を瞑って聴いていると、ホールで聴くのとは違う印象がするのです。
雄大なその曲を私は、ホールでは絶対に出来ない、
寝そべって聴いていました。頭が地面に付いているわけですから、
音も地面を這い上がってくるように聞こえるのです。
寝そべって聴いていました。頭が地面に付いているわけですから、
音も地面を這い上がってくるように聞こえるのです。
ホールで聴くのは、限られたスペースの中なので、
音が篭って聴こえることもありますが、この野外ステージだと、
周りを森が囲んではいるが、音楽が盛り上がった時、
音が篭って聴こえることもありますが、この野外ステージだと、
周りを森が囲んではいるが、音楽が盛り上がった時、
その音が限りなく広がって、体中で音楽を聴いているような、
とても、不思議な感覚で、ピクニックコンサートならでは感覚なのです!
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